Not Afraid

怖い

私はお化け幽霊、海外のホラー映画に全く恐ろしいという感情が芽生えないです。先日彼女とITを観に行きましたが、彼女は途中恐怖のあまり泣きじゃくり途中退出をするなか私はあくびをしながら最後まで鑑賞しました。

そんな私にも怖いと感じることが多々あります。

成長しようとすることです。成長すること自体ではありません。

これまた先日、彼女と家でマディソン郡の橋という1995年の映画を観ました。(私が生まれる前の映画…) 恐怖の文脈からすると如何にも怖そうなタイトルに見えますが、複雑な純愛の物語です。Clint Eastwood演じる主人公のロバート・キンケイドとMeryl Streep演じるヒロインのフランチェスカ・ジョンソンのたった4日間の短い恋愛をする映画でした。内容は自ら観てほしいですが、ロバートの「これは生涯に一度きりの確かな愛だ」というセリフなどが非常に心にグッとくるものがありました。

初日から心を打ち解ける二人が描かれるのですが、ヒロインのフランチェスカが中々、ロバートと結ばれることに怯えているシーンで、ロバートが「成長することは怖い」という節がありました。(正確なセリフは覚えてません) フランチェスカは夢見てイタリアの田舎町からアメリカに出てきたわけですが、様々な柵もあり成長することに躊躇ばかりしていました。そんな彼女に向かってロバートはこのようなセリフを吐くものだから、フランチェスカも憤りを見せるわけです。

私もこのフランチェスカと同じです。成長は後に感じられるものだから、その前の一歩踏み出すが勇気ではなく、恐怖なのです。特に私は「数学の例題・章末問題を解く」「論文を読む」「学んだアルゴリズムをプログラムに書き起こす」ということが非常に怖いです。

これは私だけの感情です。友人にこの事を話しても、億劫であっても恐怖は感じないと言われました。さっき私が書いたことは私にとって大きな進歩に繋がることは確信できます。しかし、それをした時に”できなかったら”と思うと思わず目を逸らして次のことをしてしまおうとします。それも大概無意識に。これが厄介なんです。

もし数学の問題に取り組めたとしても、「何を答えれば良いの?」となり本来、著者が解答させたい問題の意図や様々なものが見えてきません。

未だに解決策は見出だせてません。しかし、徐々に数学に触れることは以前ほど恐怖しなくなりました。演習のみを取り扱うような本もあり、詳細な解答も記載されているからでしょうか。このような条件のもとでしかできないというのは非常に情けない話です。

徐々に変わっていきたいですが、何をどう変わっていけばいいのかずっと分からずにいます。

私の彼女は非常に優秀で、少しずつアドバイスをくれます。次元とか大きいものは小さくして考えてみると良いとか、答え見た問題はその日にでも解き直すとか。いや、答え見た問題10分後ぐらいに忘れちゃうバカなんです…ごめんね……。

努力をしてないわけじゃないんですけど、本当に苦手なことが苦手です。けど、言い訳せずにがんばって行きたいです。

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